日刊建設工業新聞
日刊建設工業新聞/2003年8月28日付3面 広告記事
パネル工業
パネル工業(大阪府堺市、谷川宏社長)は、木くずなどの廃木材と廃プラスチックを混ぜ合わせた再生木材「テクノウッド」を開発した。廃木材といっても木粉ではなく木片を使用し、加工性、耐水性、寸法安定性などに優れているのが特長。
木材の代替えをはじめ、内装材や家具といった建材、コンパネ、桟木、面木、目地棒などの建設用代替え材に活用でき、建設リサイクル法が全面施行されるなか、建設資材廃棄物の再生利用(マテリアル・リサイクル)に大きく貢献することが期待される。
同社では、今秋ごろからゼネコンなどに対してこの技術を提案し、リサイクル施設の整備促進を図りたい考えだ。

----木製循環型システムを構築----
同社では、建設業界における木材循環型システムを構築するため、廃木材を原料とした高強度木質型枠用パネル「iCON(アイコン)」を開発するなど木質系廃材のリサイクル率を向上させようと、積極的に新製品の開発に取り組んできた。
今回、同社が開発したのは、廃木材と廃プラスチックを原料とし、ブロック形状の再生木材として製品化するシステム。
これまで再生利用が難しいとされていたコンパネや桟木などの廃木材をはじめ、合成樹脂ラミネート木材なども混ぜ合わせることが可能で、プラスチックも新材はもちろん、廃プラスチックまでほとんどの樹脂に対応する。
混合比率は廃木材が60〜75%。サイズは900×4000×280ミリ。

----木製循環型システムを構築----
これまでにも、廃木材と廃プラスチックを原料とした複合素材として、合成木材があったが、これとは違い、木粉ではなく木片を使用する。そのため、木材と同等のクギ打ち、ネジ打ち、のこぎり引き、かんながけ、接着性能を有する。
しかも材料コストが安価で、生産効率に優れているため、現在一般的な木材加工品と同等程度で製品化することを可能にした。
一方、テクノウッドを板状に成形するのが「テクノボード」。
用途に合わせてサイズ(厚さ6〜30×900×3000ミリ)を自由に変えられるため、コンパネはじめ、桟木、面木、アンコ材といった建設型枠代替材や一般建材代替材としても利用できるなど汎用性が非常に高い。

----何回でもリサイクル可能----
さらに再生木材は、何回でもリサイクル可能。昨年5月に施行された建設リサイクル法では、建設資材廃棄物の再資源化が位置付けられており、今回の処理システムは、各方面から注目を集めそうだ。
同社では、「木材の資源循環可能なシステム」として、ゼネコンらに提案することにしており、今秋以降に交渉を始める意向だ。
すでに同社は、兵庫県内に製造プラントを1ヶ月確保、6月から試作品の出荷を始めている。
来春には他の地区でも稼働する見通しと言い、全国各地に製造プラントを整備することで木質系廃材のリサイクル向上に貢献したいとしている。
問い合わせは、パネル工業本社(電話 072ー277ー9966)まで。



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